こんにちは。
【あいくち】です。
本日は
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)と
ニシアフ(ニシアフリカトカゲモドキ)を
飼う際のベタ慣れまでのテクニックを
ご紹介します。
優しく接しているのに
生体がとても臆病で
触ってもすぐ逃げる
シェルターに籠って姿が見えない
といった悩みはありませんか?
それはもしかしたら
接し方に問題があるのでなく
飼育環境に問題があるかもしれません。
どんなに愛情をもって接しても
コミュニケーションを取りにくい
飼育環境を続けているならば
一生距離は縮まりません。
個体差もありますが
参考になれば幸いです。
ちなみに僕の飼ってる
ニシアフリカトカゲモドキの
アフニシちゃんです。
日中電気つけてても
毎日こんな感じで警戒心ゼロです。
普通レオパより臆病らしいのですが
手の上でご飯を食べますし
寝てくれます。
ベビーのころはものすごく臆病で
大変だったのですが
根気強く丁寧にお世話してたら
すごく図太くなってしまいました。
生体を極力驚かせない環境を作る
レオパやニシアフは
空から迫る影や気配をとても嫌います。
これは鳥が天敵のため
遺伝子に恐怖が刻まれている
という説があります。
静かにケージに近づいたはずなのに
びっくりしてシェルターに隠れる生体を
皆さんも見たことないでしょうか。
私生活においても
気づかないうちに人影で生体を
びっくりさせてしまっているかもしれません。
こういったストレスや恐怖心の積み重ねは
生体をよりいっそう臆病にします。
まずはその環境を見直しましょう。
ケージの設置箇所を高くする
飼い主が立ったとき
目線と同じ位置に
ケージがあるのが理想です。
そうすることで
人影のストレスを
減らすことが出来ます。
しかし、
お世話や安全面を考慮すると
そういうわけにはいきません。
ですので、
お世話するとき
人影ができない程度の高さに
調整しましょう。
お世話をするときは
立って近づくのではなく
極力影を作らないように
しゃがんで近づくと
ストレスを抑えることが出来ます。
参考に僕のレイアウトを
レオパとニシアフの激かわレイアウト
もし、
ケージを床に置いている人は
すぐにやめましょう。
どんなに気を使って近づいても
絶対に影になりますので
恐怖心を与えてしまいます。
常に陰のある状態を作る
ケージの前面部以外を
布で覆って暗くして
あげましょう。
影を遮り
生体を驚かせるリスクを
減らせます。
僕の場合は
スタイロフォームを使って
背面と側面と天井を覆って
少し暗くしています。
スタイロフォームは
断熱性にも優れており、
加工も簡単なので
とてもお勧めです。
スタイロフォームについては
下記の記事をご覧ください。
パネルヒーターのみ!エアコン・暖突無しでも適温維持!?
ケージ内が暗くなるので
生体が少し見にくくなる
デメリットがありますが効果は抜群です。
日中でもシェルター外で活動したり
寝たりする姿が増えてくると思います。
観音開きのケージを使用する
ハンドリングや餌やりの際、
上から手を入れてしまうと、
その影に驚いて
一目散に逃げてしまうことがあります。
そうなると
餌を食べない、
手を怖がる、
最悪の場合自切の
可能性も出てくるので、
前面部にドアがついている
ケージを一番おすすめしています。
飼い主の手や顔があらかじめ見えるので
安心して食いついてくれますし、
飼い主の顔を見ながら咀嚼するので
顔や雰囲気も覚えてもらいやすいです。
また餌のあげやすさや
メンテナンス性の高さなど
メリットがあります。
グラスハーモニーシリーズを
僕はお勧めします。
機能性、視認性、値段、デザイン
すべて申し分なくコスパ最強です。
※暖突の取り付けには注意が必要です
こちらの記事も参考いただけると幸いです。
レオパとニシアフのおすすめのケージ
ケージに手を入れる前に気付かせる
レオパやニシアフが
寝ている状態や
後ろを向いている状態で
手をケージに入れることは
やめましょう。
どんなに環境に気を付けて
信頼を積み重ねても
台無しにしてしまいます。
緊急時でない限り
声をかけるなどして
こちらに気付いてから
手を入れるようにしてあげましょう。
餌の与え方を工夫する
レオパやニシアフなどの
小型爬虫類は
基本ヒトに懐きません。
しかし、
ヒトに慣れることはできます。
その関係を繋ぐものは餌です。
生体の為を思って
掃除、メンテナンス、ハンドリング
などにいくら力をいれても
爬虫類には飼い主の思いやりを
理解することが出来ません。
生体によっては
ストレスでしかない場合もあります。
レオパやニシアフが
飼い主に覚える認識は
この人は餌をくれる害のない人!
ただそれだけなんです。
ですが、
餌をくれる人という認識さえ
持ってもらえれば、
手に乗ってきたり、
手の上で食べてくれたり
目を閉じて休んでくれたり
するようになります。
嗜好性の高い生餌で誘導
慣れていない生体や
臆病な生体は
餌を与えても
すぐにシェルターに隠れて
食べてる場合が多いです。
ですので、
多少いじわるではあるのですが
生餌などの嗜好性の高い餌で
いつもより外側におびき寄せるのも
人慣れへの訓練になります。
徐々に食いつく場所を飼い主側に寄せて
最終的には手のひらまで登ってきてくれるのが
理想的です。
かなり根気のいる作業です。
生体の様子を見ながら
適度に訓練してみてください。
よろしければ
こちらもご参考ください。
食いつき抜群!Amazonでコオロギを買うメリット・デメリット
餌はハンドリングの後というルーティンを作る
餌はハンドリングの後にあげましょう。
ハンドリングの後に
餌をもらえるという認識を
与えることが大切です。
そうすれば
近づいて音を立てるだけで
「餌をくれ~」って
顔を出してくれるようになります。
ただし
ハンドリング後すぐには
餌を食べない場合が多いです。
大抵の慣れていない生体は
ハンドリングの後は興奮状態になります。
そのためお腹を空かしていても
落ち着くまでは
餌を食べない場合が多いです。
そういった場合は
少し時間を空けてから
餌を与えてください。
この作業を繰り返すことによって
徐々にハンドリングのあとに
餌を食べてくれるようになってきます。
最終的には手の上で
餌を食べてもらえるようになれば
理想的です。
ただし
注意点が2つあります。
1つめは、
餌をむやみに与えすぎない
という点です。
慣れさせたいからといって
1日に沢山与えすぎるのは
逆効果です。
肥満や消化不良を招き
健康にも良くありません。
アダルトサイズであれば
尻尾や身体を確認しながら適量を
3~5日置きに
お腹を空かせている状態で与えるのが
効果的で健康的です。
2つ目は、
餌を全然食べなくなってしまった
という場合は
すぐにやめましょう。
とても臆病で
ストレスに弱い個体だと
思われます。
しっぽがふっくらしている間は大丈夫ですが
明らかに痩せ細っているようであれば
ハンドリングせずに餌を与えて
様子を見ましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回の記事が参考になれば幸いです。
脅えることなく安心できる環境と
根気のいる訓練(慣らす)が大切です。
ただ根気がいるのはあくまで飼い主側であって
レオパやニシアフに対して求めすぎないよう
ご注意ください。
ご相談などあれば
このブログのお問い合わせ、
もしくはツイッターやインスタグラムから
DMをお願いいたします。
(ツイッターやインスタのDMだと気づきやすいです!)
皆さんとペットの幸せを
説に願っています。
それでは!
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