こんにちは。
あいくちです。
今回はアフリカヤマネの
おすすめの餌について
紹介します。
最初に(超重要)
現在、
アフリカヤマネにおいて
最適な栄養バランスや餌は
解明されていません。
人間も
環境や個々の性質によって
必要な栄養が違うように
アフリカヤマネも
個体ごとに違います。
体が小さく
なんでも食べる分
なおさら複雑で
最適な餌を常に与え続けるのは
難しいのです。
ベテランになればなるほど、
何を与えれば良いのか、
どれだけ与えれば良いのかといった、
初心者にありがちな質問には
答えられなくなるはずです。
逆にはっきり
答えられる人の方が
怪しく思えたりもします。
ですので
今回の記事では、
「避けたほうがいい餌」や
「餌ごとの注意点」を重点的に
言及しながら僕がおすすめできる
餌を紹介していきます。
アフリカヤマネの食性
アフリカヤマネは雑食です。
昆虫、野菜、果物、種子、魚、
ゆで卵、昆虫ゼリー、ペットフードなど
いろんなものを食べます。
その中でも昆虫食が強く
ミルワームやコオロギなどを
好んで食べます。
繊維質の多い餌は避ける
アフリカヤマネは
盲腸が発達していないため
繊維質の多いものを
与えすぎると消化不良を起こし
体調を崩します。
ですので
草食動物向けのフード
(チモシー、ウサギ用ペットフード)は
与えないようにましょう。
野菜や果物も
繊維質の多いモノはなるべく避け
皮は与えないようにします。
見落としがちですが
コオロギやミルワーム、
昆虫由来のフードにも
繊維質は含まれているので
調節が必要です。
餌を与える時間
アフリカヤマネは夜行性なので
基本的には夜に与えます。
おすすめは
起きて活発に動き始めた
タイミングです。
毎日夜に、
一定のタイミングで
餌を与えることで
顔や手を認知され
人慣れする可能性が
高くなります。
餌を使って
アフリカヤマネを
人慣れさせる方法は詳しく
以下の記事に書いていますので
よろしければ
ご確認ください。
餌の量
与えるエサの量は
遺伝や運動量など
個体ごとによって様々です。
ですので、
最初の内は様子見で
多めに主食を30グラムを
目安にバランス良く入れます。
翌日どれくらい食べたのか、
その後の体型や体調を
確認しながら徐々に
調整していくのがおすすめです。
餌のバランス
最初に述べたように
アフリカヤマネの
理想の栄養バランスは
現在解明されていません。
ですので、
栄養リスクが偏ることないよう
様々なエサを与えることを
おすすめします。
僕の場合は主食として
ハムスター用ペレットと
ドッグフード(低繊維質)を
1対1のバランスで
混ぜて与えています。
そうすることで
植物性たんぱく質と
動物性たんぱく質の
両方をバランスよく
取り入れることが出来ます。
副食には嗜好性の高い
ミルワーム、コオロギ、
果物、小動物用ゼリーの中から
1つ選んで少量あげています。
あくまで副食は
アフリカヤマネとの
コミュニケーションや
ストレス緩和、
元気のない子の栄養補給
のために与えるという
イメージです。
嗜好性は高いのですが
繊維質やカロリーがどうしても
高くなってしまうので
様子を見ながら
ほどほどに与えましょう。
餌の頻度
1日1回を目安に
与えましょう。
頻度を増やすと
どのくらいの量を与えたか
把握ができなくなり
量の調整が難しくなります。
おすすめの主食
主食は毎日与えるので
なるべく低繊維質のものを
選びましょう。
僕の場合は
植物性たんぱく質と
動物性たんぱく質の
バランスも考慮し
以下の2つをミックスして
与えています。
HAMHAM ハムスター用完全栄養食
こちらは
植物性たんぱく質を多く含む
ハムスターフードになります。
低繊維質且つ
ハムスターの完全栄養食
ということもあり
安心して毎日与えることが出来ます。
食いつきも良かったため
主食として与えています。
たん白質…18%以上 脂質…2.0%以上 粗繊維…5.0%以下 灰分…11%以下 水分…10%以下 りん…0.4%以上
- 原産国 : 日本
- とうもろこし、小麦粉、グルテンミール、大豆ミール、アルファルファミール、米ぬか、小麦胚芽、ミールワームミール、全卵、脱脂乳、脱脂粉乳、ショ糖、乳脂肪、ビール酵母、生菌剤、かぼちゃ、ユッカ抽出物、ビタミン類(塩化コリン,E,C,B5,B2,A,B1,B6,ナイアシン,D3)、ミネラル類(Ca,P,Na,Cl,Fe,Zn,Mn,Co,Cu,I)
- 内容量 : 270g
ミンチスペシャル 小型犬 成犬用
こちらは
動物性たんぱく質を多く含む
ドッグフードになります。
低繊維質で食いつきも良いため
主食としてお世話になっています。
たん白質…13.5%以上 脂質…4.5%以上 繊維質…4.0%以下 灰分…9.0%以下、水分…36.0%以下
- 原産国 : 日本
- 原材料 : 肉類(チキン、ビーフ)、糖類(砂糖、水あめ)、豆類(脱脂大豆)、でん粉類(コーンスターチ)、穀類(小麦粉)、野菜類(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草)、乳類(ホエーパウダー、チーズ、乳たん白)、緑茶粉末、D‐ソルビトール、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、B6、B12、C、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、ミネラル類(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガン、ヨウ素酸カルシウム)、乳化剤、増粘安定剤(グリセリン、カゼインナトリウム)、品質保持剤(プロピレングリコール)、保存料(ソルビン酸カリウム)、pH調整剤、二酸化ケイ素、香料、着色料(二酸化チタン、赤106、黄4、黄5、青1、カロチノイド色素)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)、酸化防止剤(エリソルビン酸ナトリウム、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
- 内容量 : 1200g
- 商品サイズ (幅X奥行X高さ) : 180*90*370mm
ナチュラルバランス ホールボディヘルス
こちらも
動物性たんぱく質を多く含む
ドッグフードになります。
グルテンフリーなので
アレルギーを起こす個体にも
おすすめです。
アフリカヤマネの
食いつきや状態を見て
使い分けるのもおすすめです。
粗蛋白質…23%以上、粗脂肪…13%以上、粗繊維質…3%以下、水分…10%以下、カルシウム…1.2%以上、リン…1%以上、タウリン…0.05%以上、アスコルビン酸(ビタミンC)…20mg/100g以上、EPA&DHA…0.25%以上、オメガ3…0.4%以上、オメガ6…2.5%以上
- 原産国 :アメリカ合衆国
- 原材料 :鶏肉、玄米、オート麦、チキンミール、ポテト、ブリュワーズライス、鶏脂肪(天然混合トコフェロールで酸化防止)、乾燥ニンジン、ダックミール、サーモンミール、豆ファイバー、オートファイバー、自然風味、トマト、亜麻仁、ブリュワーズドライイースト、ニシン油、塩、塩化カリウム、DL-メチオニン、塩化コリン、第二リン酸カルシウム、亜鉛アミノ酸キレート、硫酸亜鉛、硫酸鉄、鉄アミノ酸キレート、硫酸銅、銅アミノ酸キレート、亜セレン酸ナトリウム、硫酸マンガン、マンガンアミノ酸キレート、ヨウ素酸カルシウム、Lアスコルビン2ポリフォスフェイト(ビタミンC)、L-トリプトファン、ビタミンE、ナイアシン、Dカルシウムパントテン酸塩、ビタミンA、リボフラビン、一硝酸チアミン、ビオチン、ビタミンB12、ピリドキシン塩酸塩、ビタミンD3、葉酸(ビタミンB)、天然混合トコフェロール、クエン酸、タウリン、乾燥クランベリー、乾燥ブルーベリー、乾燥ほうれん草、L-リジン、乾燥ケルプ、乾燥ユッカシジゲラエキス、ローズマリーエキス
- 内容量 : 1000g
副食
副食は毎日少しだけ
与えましょう。
栄養のバランスや
日々の個体の様子を見ながら
与えることが大切です。
嗜好性が高いため
適度に与えることで
アフリカヤマネの
ストレスの軽減にも
繋がります。
ハンドリングの後などに与えると
人慣れする可能性が高くなるので
おすすめです。
僕が現在飼っている
2匹のアフリカヤマネを元に
嗜好性などを記載しています。
ミルワーム(生餌)
嗜好性が抜群に高く
食いつきがとてもいいです。
アフリカヤマネ同士で
餌の奪い合いをすることも
しょっちゅうです。
動物性のたんぱく質を
豊富に含んでいますが
カロリーや繊維質も多く
含まれています。
嗜好性が強いので
与えすぎると
他の餌を食べなくなる
場合もあるので
与えすぎは厳禁です。
手や給餌用ピンセットから
直接あたえると
顔を覚えてもらえるので
おすすめです。
ちなみに給餌用ピンセットは
噛んでも柔らかく
安全で清潔な
プラスチック製のものを
選びましょう。
もし生きたミルワームが
苦手な方はこちらの
乾燥ミルワームもおすすめです。
嗜好性は劣りますが
翌日には皿から無くなっています。
ただし、
乾燥ミルワームも
繊維質の摂取量に
注意が必要です。
コオロギ(生餌)
こちらも嗜好性が
抜群に高いです。
ケージ内に放つと
目の色を変えて
追いかけまわします。
動物性たんぱく質と
カルシウムが
多く含まれています。
ミルワームと比較すると
カルシウムとリンの
バランスも良く
丈夫な骨の形成を促します。
一方で
キチン質という繊維が
多く含まれており、
カロリーもそれなりに高いので
与えすぎは厳禁です。
サイズが大きすぎると
警戒して食いつかない場合が
あるのでSかMサイズを
おすすめします。
コオロギをあげたいけど
「管理や買う手間が大変」
という方は、
こちらの記事も合わせて
ご覧ください。
Amazonでコオロギを買うメリット・デメリット
生餌が苦手な方は
こちらの乾燥コオロギも
おすすめです。
嗜好性と栄養は劣りますが、
翌日には皿から無くなっています。
量が多く
管理も手軽なのでおすすめです。
ただし
繊維質を多く含みますので
注意が必要になります。
小動物用ゼリー
嗜好性が高く
匂いにつられて
寄ってくることが
あります。
カロリーが総じて高いので
与えすぎには注意が必要です。
ケージ内に
1匹しかいないのであれば
こちらがおすすめです。
水分とエネルギーの
補給を目的としたゼリーで
カロリーも低めに
なっています。
給水機の故障が心配な夏場や
水を飲むのがまだ下手な子が
いる時にとても重宝します。
ケージ内で
2匹以上飼育しているならば
カロリーが高いこちらがおすすめです。
水分、たんぱく質、エネルギーを
豊富に含んでいます。
健康状態を見ながら
使い分けることを
おすすめします。
果物
果物も比較的
嗜好性が高いです。
果物を与える際は
なるべく繊維質の
少ないものを選び
皮は与えないように
しましょう。
おすすめは
リンゴ、バナナ、ブドウです。
煮干し
煮干しは
たんぱく質やカルシウムが
豊富に含まれていて
なおかつ、
繊維質が少ないため
おすすめの副食です。
しかし、
ぼくが飼っている
2匹のアフリカヤマネは
全然食いつく気配がなく
1匹も食べてくれませんでした。
煮干しを
食べる子であれば
間違いなくおすすめの
副食です。
僕も現在煮干しを
食べてもらえうるよう
奮闘中です。
最後に
いかがだったでしょうか。
繰り返しになりますが
アフリカヤマネに
何をどのくらい与えればいいのか
という答えは判明していません。
日々の観察で
体型や健康状態を把握し
餌の調整をしていくことが大切です。
ご相談などあれば
このブログのお問い合わせ
もしくはツイッターや
インスタグラムから
DMをお願いいたします。
(ツイッターやインスタのDMだと気づきやすいです!)
皆さまとペットが
幸せに暮らせることを
切に願っています。
それでは!
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